第17回 POP研究所代表取締役 中山政男氏 講演会
『POPの本質 〜POPとは何か?〜』
今回の講演会は、POP界の第一人者、中山政男先生を講師にお招きし、講演会を開催したのですが、実際にPOPの描き方を教わったのではありません。皆さんが気づいていない、POPを書く以前の、とても大切なことを教わりました。
POPは「買い物をする場所の広告」にもかかわらず「売る側の都合」で作られているものが多い
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本来は、お販売員に代わってお客様の知りたいことを伝え、買い物の手助けをする広告
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POP広告の必要性を再認識し、POPの目的をはっきりさせよう
POPを描くのは上手い、下手の問題ではない! 誰でも上手に描ける様になります!(by中山先生) |
【はじめに】
先生は、POP一筋で、POP業界の最前線で常に仕事をしてきました。スーパーマーケットなどの企業をはじめ、日本中いたるところでPOPの指導をしてきました。そして、手描きだけでなく、パソコンでもPOPが作れるようにとパソコンのPOPフォントの作成にもいくつか携わってきたそうです。ただ、パソコンで簡単に作れるようになってしまったために、どこでも同じようなPOPになり、POPの大切なことを知らずにPOPを作れる、と思う人が増えてしまったとおっしゃっています。
【POPを描く】
先生は、POPを書く、ではなく、描く、と書きます。先生はPOPの中の文字を図と考えています。ですから、決まりを覚えてしまえば、誰が書いても同じように描ける。店内のPOPに統一感を持たせるという意味でも、書くよりも描くことを意識してほしいということでした。 そして、どんな人でも必ず上手に描けるようになる、ともおっしゃっています。 習ってみる価値アリ!
【POPの誕生】
日本にスーパーマーケットが誕生し、広がってきました。お客さんがかごを持って、お店の中をまわり、かごに入れてレジに持ってきてくれるようになりました。(すごいシステムですね!)
そうなると、一つ一つの商品を買ってもらうためには詳しい説明が必要になってきます。そこで、POPが必要になってきたわけです。
【POPを統一しよう】
POPをいろいろな人が書く。そういうお店が多いのではないでしょうか?ある人は1ヶ、ある人は1ツ、ある人は1コある人は1個・・・。こういうお店が結構あるそうです。気をつけましょう。
【上手い下手ではなく、販売のこだわりを】
POPを書くのが苦手、上手い人に書かせよう。そう思っている人も多い。でも、実際に仕入れてきた人の気持ち、実際に商品を販売している人、そして、その商品が語りたいこと、特長、そんなことを言葉にしてお客さんに伝えてあげてほしいものです。

【買い手の立場に立って】
安いよ!っていうPOPがありますが、その安い、という基準は、あくまで販売する側の気持ち。(お客さんの気持ちではない。)
そういうものよりも、その商品の利用の仕方、その提案をしてあげたいものです。
【誰でもPOPが描けるように】
すべてのPOPは、点と直線と曲線で出来ている。それを書けさえすれば、ルールさえ作ってしまえば誰でも必ず同じように描けるようになります。先生は、そのルール、決め事作りをしてきました。
【POPは工夫の連続】
いいPOP、完璧なPOPというのはありません。一番いいのは商品が売れるPOP。そのために試行錯誤することが大切。そして、いいPOPが出来たとしても、POPは常に作り変えていかなければいけません。お店によっては季節感がないPOPを1年中使われているということがあり、そういうお店では、お客さんが買い物をする気がなくなってしまいそうですね。
【最初は手作り】
パソコンで作るにしても、まずは自分の頭で考え、手で描いてみて、そしてそれをパソコンで作るならばいい。そうであるなら、それは立派な手作りPOPです。

【POPは丁寧に、分かりやすく】
お昼のランチタイムがうんちタイムになってしまっていたり、キャベツのところにきゅうりがあったり、もっとひどい例では、全く読めない、など案外多いそうです。
あなたのお店では大丈夫ですか?
気をつけたいものです!
【POPでおどしたり、だましたりしない】
商品を売りたいが為に、お客さんをおどしたり、騙したりするようなことはしてはいけない。
【最後に】
POPの講演でしたが、商売全般に通じるお話が随所にありました。やっぱり、POPでものが売れるわけではありません。お店全体の雰囲気でお客さんを満足させ、また来たい、という気持ちにさせる事が商売の基本ですね。そういったことも踏まえたうえでいい商品にいいPOPをつけていただきたいです。
先生の講演で早速POPを見直した、というお話を聞いて嬉しく思いました。 中山先生、ありがとうございました。
次回は、実際にPOPを描いてみることに挑戦したいですね!ぜひ企画したいと思います。中山先生、参加したいと思っている皆さん、宜しくお願い致します。
今回、そして今まで参加いただきました皆様、これからもあたたかいご支援を宜しくお願いします。
考動研究会 代表 堀住 満 |