第10回 酒井文人税理士の講演会
『えっ、そんなに・・・、とならないように“増税に勝つ会社”とは?』という内容でお話していただきました。
■ 酒井 文人 (さかい ふみひと) 税理士 東海税理士会静岡支部所属 登録番号:96392
静岡県榛原郡相良町生まれ。 関西大学大学院商学研究科卒業。
静岡市内の税理士事務所に勤務の後、平成16年静岡市葵区長沼で酒井文人税理士事務所開業
さらに詳しいプロフィールは酒井文人税理士事務所ホームページをご覧下さい。
会社にすると、いったいどれだけの節税ができるのか?を、 講師がわかりやすく作成した『法人設立による節税 メリット計算シート』に沿って実際に計算して(あるいは会社でなかった場合どのくらい税金を払わなければならないのかを実際に計算して)
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中小企業を狙い撃ちした増税法律の内容を説明した後、当てはまってしまった場合の増税額も計算して
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当てはまってしまった場合にどういう選択肢があるかを学び、もし増税を回避するのであれば、何を、どのように、いつまでにすれば良いのか?を学びました。
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今回の講演会に参加して学んでいただくと、会計の面から会社でない個人経営者は会社にした方がいいのか、良くないのか、それぞれのメリット・デメリットが分かり、会社を経営している経営者にとっては会社のままでいいのか、なぜ会社にすることによってメリットが受けられているのか、これから増税になってしまう場合にどんな点を考慮しなければならないかが良く分かったかと思います。
私が印象的だった点は、今までならば、商売で利益がある程度出ていて、お金の区別(自分のお金と会社のお金)が出来る人なら間違いなく会社にした方がいい、ということでした。(節税の効果は半端ではありません。)
どうしてかというと、個人経営の場合は所得金額から所得控除額(扶養控除・配偶者控除・生命保険料控除など)を引いた額に所得税がかかるのですが、(事業税も5%かかりますが)会社にすると、社長(自分)の所得が給与所得となるため、さらに給与所得控除が受けられたからです。
さらに言えば、個人経営では確実に課税所得から5%の事業税が引かれてしまうのに、会社であれば会社の利益を0円にすれば、法人税が0円+均等割り(数万円)のみで済む場合があるのです。会社にすると、社長は給与所得控除というすごいメリットが受けられたので、税額をちょっと計算してみただけでもものすごい差になることが分かりました。
そうなると、皆さん会社にしたくなるかと思いますが、今までは最低資本金制度をはじめとしていろいろな制限がありなかなか踏み切れなかった。
しかし、平成18年5月1日新・会社法の施行により会社の設立がしやすくなりました。そこで、個人経営者に簡単に会社を作られて節税をされたのではたまらないと考えた?財務省が、今までは会社の利益のみに対して法人税を計算していたのに、会社の利益+社長の給与所得控除額を足した金額に法人税を課すことにしたのです。
要するに、会社における社長の給与所得控除がなくなってしまうことになったのです。
この決定によって、現在の中小企業で特に家族経営の会社が大増税になりそうなのです。
それは、なぜかと簡単にいうと・・・、
1.親族で会社の株式を90%以上持っている。
2.親族で役員の半数以上を占めている。
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というのが増税の該当条件だからなのです。
家族経営なら2つの条件を満たしやすいでしょ!
そして、過去3期の会社の利益+社長の役員報酬が平均800万円を超えている場合、増税になってしまうのです。
そこから、今後の対応策としてどのようなことがあるのかを学んだわけですが、最初に1つ断っておくと・・・、
私たちは節税するために今回の講演会を企画したわけではありません。今回の税制改正の対応を考えて節税するためには大きなリスクも存在します。たとえ増税となってしまっても、増税をよしと受け止め、さらに多くの利益を生み出せるように頑張っていただきたいというのが正直な気持ちですし、真剣に考えていただけば増税を甘んじて受け入れることのほうが長期的に見て安定的な経営が出来るという判断になるのではないかと考えているのです。
ただ、あまりにもこの税制改正を知らない経営者が多いのではないかと思い企画した講演会なのです。
事実、途中から参加者の目つきが厳しくなった、と講師の酒井さんはおっしゃっていました。
いろいろな対応策がありましたが、リスクの高い対応策から、簡単に出来てリスクの少ない対策もあり、当たり前のことですが、それぞれの会社によってその差に違いが出てきます。
ですから、今回は講演で私が学んだ内容とはいえ、対応の方法を文章にするのは控えたいと思います。もし、ご相談があるようであれば私なりにお話させていただきますし、専門的なお話であれば身近の詳しい方、あるいは酒井税理士に連絡を取っていただいたらよろしいかと思います。
最後になりますが・・・、
講演の開催中、会場の参加者の方から、「ということは・・・○○してもいいんですか?」や「今までの会社が○○になった場合はどうすればいいんですか?」などという切実な質問が次々に出て、その質問につきましては、今から詳しく説明します。というようなやり取りが多かったのが印象に残っています。
そして「今までも会計士からこんなに詳しい説明を受けたことがなかった。」とか、「今まで税理士から説明を受けてきましたが、こんなに分かりやすかったのははじめて。」という声があり、今回の講演会を開催して良かったとしみじみ思いました。
参加者のいろいろな質問にすべて答えてくださった酒井さん、お疲れ様でした。
とても分かりやすかったです、ありがとうございました。
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